診療放射線技師の資格について

合格率が意外と高い、診療放射線技師

しっかりと勉強をすれば難易度そのものはそこまで高くなく、近年の合格率は7割~9割と、比較的高い合格率を誇っています。
資格がないと放射線技師としては働くことが出来ず、資格を取得することで、放射線を使ったエックス線検査、CYスキャナーなどの特殊技術を扱えるようになるでしょう。

放射線量を間違えると患者を死に至らしめる、非常に危険な職業とは言えますが、その分きちんと勉強しさえすれば、そこまで難しい試験ではありません。
なり手が比較的少ないものの、安定した収入が見込めるため、需要が非常に高い業界として知られています。

診療放射線技師の受験資格

診療放射線技師の試験は、誰でも受験できるわけではありません。
受験資格を取得したものだけが受験をすることが出来ますので、事前に受験資格を確認しておきましょう。

受験資格は主に三種類あります。

一つ目は、大学入学有資格者で、指定の養成所などで3年以上、知識や技術を習得したと認められた方になります。
こちらは非常に一般的な方法で、多くの方が、こちらの方法で受験資格を得ていると言えるでしょう。

二つ目は、診療エックス線技師や診療エックス線技師試験を受けることが出来、指定の養成所で1年以上勉強した後、知識や技術を習得したと認められた方。
三つ目は、外国の診療放射線技術学校や養成所を卒業した、又は、有資格者で、一つ目と同等以上と認められた方になります。

この二つの方法は、一つ目に比べるとあまりメジャーではありませんが、こちらの方も受験資格を持っていることになりますので、自分が対象者かどうかチェックしてみてください。

試験の合格点数は、総合得点の6割以上、0点の科目が一科目以下であれば、合格となるでしょう。

放射線関連の試験内容が主

診療放射線技師の資格取得をするための試験内容は、基礎医学代用を始め、放射線に関しての科目が非常に多くあげられます。

放射線科学や放射線物理学、放射線生物学、エックス線撮影技術額に放射線計測学、放射線安全管理学など、放射線に関係した様々な項目が対象です。
試験範囲は実に14種類で、様々な科目が試験範囲とされ、そこから試験が出題されていきます。

このように、試験範囲こそ非常に広く感じるものの、基本的には、診療放射線技師として働くために必要な技術と知識があれば、資格取得は可能です。
過去問などの対策を行ったり、養成所で学ぶ内容などをしっかりと理解して、習得していれば、テスト自体はそこまで難易度が高くないでしょう。

新卒受験者の合格率が9割前後とされている、診療放射線技師。
技術と知識をしっかりと学んでから、試験に臨めば問題ありません。