特に受験資格はないので誰でも取ることができる登録販売者
医薬品の販売について必要となる登録販売者の資格は、都道府県が行う試験にパスすることによって取ることができます。
この試験についての受験資格は特になく、学歴や年齢についての条件もありません。
そのため、誰でも気軽に試験にチャレンジすることができて、資格取得というスキルを持つことができます。
この登録販売者とは、第二類医薬品と第三類医薬品に分類される医薬品を販売するために必要な資格となります。
これらの医薬品は医師の処方がなくても販売することができるものですが、使い方や容量によっては服用者にダメージを与えることがありますので、きちんとした資格を持つ人が取り扱う必要があります。
そのために、この登録販売者という資格が存在していて、医薬品に関する知識を持っているということを試験によって証明する必要があるのです。
登録販売者の試験内容とは?
登録販売者の試験内容としては、120問の問題があり、70パーセント以上の正答率で合格ということになっています。
問題の内容は、人体と医薬品の関連や医薬品の種類などから始まります。
そして、薬事法に関連する法律的な知識を問う問題があり、登録販売者ができることや、医薬品を販売する際の義務などについて問われます。
また、主要や医薬品の種類やその内容、安全に医薬品を使用するための方法などが取り上げられます。
医薬品全般に関する広い知識が問われることになりますが、薬剤師のように高度な専門的な知識が問われるというほどではありませんので、頑張って対策をすれば合格できるでしょう。
それぞれの都道府県で合格率が異なり、年によっても異なりますが、それほど低い数字ではありませんので無理なく取れるのがうれしいところです。
登録販売者を取ることのメリットとは?
登録販売者の資格を取ることで、仕事を見つけやすくなるというメリットがあります。
登録販売者がないと第三類医薬品、第二類医薬品を販売することができませんので、ドラッグストアなどでは必ず登録販売者を置いています。
また、最近ではスーパーやコンビニなどでも、ちょっとした医薬品コーナーを設けることが多くなっていますので、登録販売者の資格があると採用に有利となることがあります。
この登録販売者という資格だけで何かができるというわけではありませんが、働きたいと思っている職場への採用のチャンスを上げることになりますので取る意味は大きいでしょう。
また、資格手当が付くことも多く、収入をアップさせるためにも役立つというのも一つのメリットだと言えます。
それほど難度の高い試験ではありませんので、チャレンジしてみる価値は十分にあります。