ニーズが高まっている
助産師は資格が必要な仕事です。
その資格は厚生労働省に認められた国家資格です。
仕事内容は妊娠中から産後のケア、赤ちゃんの扱い方までの広い知識を有して出産の介助や妊婦や新生児のサポートを行います。
正常分娩時には、医師の指示なしに助産行為をすることが可能です。
最近は、出産の方法も多様化しており様々な方法から自分の希望する出産方法を選ぶ人が増えています。
一昔前までは、医師がともなわない出産である助産院での出産よりも、最新医療の整備がされている医院での出産を希望する人が増えていました。
最近では、自分らしい出産をしたいと希望する人が増えており、あえて昔ながらの助産師に取り上げてもらうことを検討する人もおり、そのニーズは高まっています。
女性限定
助産師になるためには、助産師国家試験に合格する必要がありますがその前に助産師試験を受けるための資格を得る必要があります。
試験を受けるためには、看護師の国家資格を取得することが条件にあります。
助産師になるには、専門学校や看護系の大学で看護について学ぶ必要があります。
そして卒業後看護師国家試験に合格して、その後指定されている助産師養成校で助産師に必要な知識を1年間以上学び、なおかつ実習で実践的な技術までを身につけることが必要です。
その後、助産師国家試験を受験して合格すると助産師として仕事を始めることができます。
助産師国家試験は合格率が90パーセントと高いので、取得しやすい資格だと思われがちです。
確かに合格率は高いですが、試験準備をしておかなければ合格することはできません。
授業を熱心に受けて実習で実技の知識を身につけておけば、十分合格をすることが言われていますから、日頃から授業内容をきちんと復習して知識を身につけておくことが国家試験合格には必要です。
一般的に、国家試験に合格するよりも、助産師について学ぶ養成校に入るることが困難と言われています。
これは、助産師養成校の数が少なくなおかつ定員も少ないためにかなり狭き門であるためです。
4年制の大学の看護学部や専門学校の中には、助産師養成のためのカリキュラムが看護師養成課程の中に組み込まれている学校もあります。
このような学校で学ぶと、学校の課程が修了すれば看護師と助産師の国家試験の受験資格を得ることができます。
これが、助産師になるための最短ルートと言われていますが、このような助産師養成のカリキュラムが組まれている学校ももちろん難易度は高いですから合格するには相当な度量が必要です。
また、助産師は看護資格を有していること以外にも必要な条件があります。
それは、女性であることです。
妊婦を支えることが大切な仕事であるため、女性しか就くことができない仕事なのです。