医師になるには

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命に関わる仕事

医師の仕事というのは、患者さんの命を預かる重要な仕事です。
このような患者に接して診察をしたり治療を行ったりする仕事は臨床医と言われます。
臨床医には、個人的に医院を開業している場合と、大学病院や大きな病院に勤務医として働いている場合とあります。

このような臨床医以外にも、研究医と言う仕事があります。
現代の医療技術は昔に比べれば格段に進化していますが、まだまだ発展途上と言えます。
原因がわかっていない病気や治療法が確立していない病気もありますし、ベストといえる治療法ではない病気もたくさんあるためです。

研究医と言うのはこのような病気の原因を解明したり、より良い治療法を確立するために大学や病院で研究を専門的に行っている医師のことを指します。
日々データを採取して論文を作成したり、学会で発表したり、学術誌に投稿したりということを行っています。

専門領域を考えよう

医師になるには医師免許が必要であるため、まずは国家試験の受験資格を得ることから始まります。
国家試験を受けるためには、医学部や医科大学に進学することが必須の条件です。
医学部や医科大学は国立、公立、私立とありますが、どこに進学をしても受験資格を得ることはできます。

医学部はどの大学も難易度は高いですし、受験科目も多いためにかなり狭き門であると言えます。
特に、国立や公立は学費が私立よりも安く抑えられるためにより人気が高いです。
ただし、私立大学によっては研究設備が整っていたりといったこともありますから、学費だけでなく施設や自分の希望する専門領域が勉強できるかということも考えた上で進学先を選ぶことが重要です。

医学部は6年制でこの課程を卒業する見込みが立てば国家試験の受験し各区を得ることができます。
医師国家試験は合格率が90パーセント近いとされていますが、不合格となる人もいます。
試験は年に一度しか実施されませんから不合格になると1年間浪人をすることになりますし、医師として働き始めるのが遅くなりますから確実に合格できるようしっかりと準備をして臨むことが大切です。

国家試験に合格しても、臨床研修が義務付けられているので2年間は研修医として研修を行う必要があります。
研修医としての勤務が終わった後、医師として働くことになり、自分の希望する進路へと進んでいきます。

一般的には、最初の就職先として大学病院や開業医の元で働く勤務医が一般的です。
初めから開業医として働くこともできますが、やはり先にノウハウを学んでからの方が仕事としてはうまくいきますから研修終了後すぐからの開業はあまりお勧めとは言えません。